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008 『雨宿り』 [イメージ小説『雨宿り』]

修学旅行の行先は、日本海に浮かぶ小島だった。

宿泊ホテルでの部屋は、男子が四名ずつ、女子は二名ずつ。
そして、自由行動のグループは、男子は部屋割り通りの四名で、女子は二部屋の四名と割り振られた。
教師に押し切られた形通りの、教室での座席順だ。

目的地までの旅程、そして一通りの観光は集団行動だ。
雨田は、今までの修学旅行、遠足などの課外授業の時と同じく、集団に付いていっていた。
時にはしゃぎながら、ふざけておどけたりしながら歩いて行くクラスメート達の後ろから付いていくのだった。
クラスメート達は、後ろの雨田を気にする様子もなく、誰もいないかのように楽しげに歩いていた。

グループでの自由行動の日。
雨田のグループ四人は、磯釣りを選択していた。

「雨田、おまえ、釣りできんのか?」
誰が決めたわけでもないがそのグループのリーダー的な役割のような作下が問いかけた。
「いや・・」
雨田はうつむいて答えた。
「じゃあどうして・・」
他の一人が言いかけたのを作下が遮るように、
「まあ、いいや」
と言い、海岸の方へ向っていった。
三人は釣りの話で賑やいでいた。
その後ろを雨田が付いていくのだった。
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