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068 『 天国からの友だち (a friend from heaven) 』 [小説『a friend from heaven』]

  ボート乗り場に着いた。二人でボートに乗った。辺りの景色は、あの時と全く変わっていなかった。幻想的で美しく、清らかな風が吹いている。なんだか僕は、あの日にタイムスリップしてしまっているような気がしていた。

「さあ、乗って。りょう君が漕いでよ。大分お兄ちゃんになったから、力も強くなったんでしょう?ふふふ」
「体は大きくなったけど、腕力は全くだめ。運動神経、鈍いし」
「ふーん、そんなところは変わってないのね。ふふふ」
「かおりこそ、ぜんぜん変わってないよ。と言うか、あの時のまま。ねえ、どうして、かおりはあの時のまま変わってないの?」

  こんな質問を冷静にしていることを、今思うとおかしなことに見えるのだが、この時には不思議と落ち着いた気持ちでいた。

タグ:小説
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067 『 天国からの友だち (a friend from heaven) 』 [小説『a friend from heaven』]

「かおりなんだね。会いたかった。もう、うれしくてたまらないよ」

  かおりを抱きしめたい衝動にかられた。そんな感覚は生まれて初めてだった。でも、そんなことをしてはいけないという自分を抑える考えが交錯して、躊躇った。

「りょう君、私もよ、会いたかった。会えて、うれしい」
「でも、かおり、これはどういうことなのかな。僕には全く訳が分からなくて、今、これは現実なのか、僕が夢を見ているのか、目の前にいるかおりは、僕の妄想が作り出した存在なのか、なにがなんだか分からないんだ。頭が混乱している」
「そうよね、すぐには理解できないと思うの。信じられないかもしれないけれど、理解して、ちゃんと受け止めてほしいの。りょう君のためにも、私のためにも。りょう君なら、分かってくれるわよね」
「う、うん、分かった。かおりのこと、信じているから」
「ありがとう、りょう君。それじゃあ、初めからひとつずつ話して行くね」

  僕は、とにかく冷静になろうと考えた。

「ねえ、かおり。前と同じように、ボートに乗ろうか」
「うん」

  かおりと僕は、あの時と同じようにボート乗り場へ向かった。

「あの時もこうして、手を繋いでボート乗り場まで行ったんだよね」
「うん。私がりょう君の手を引っ張って行ったのよね。りょう君、びっくりしてたわね。ふふふ」
「うん。だって突然だったから。訳が分からなかった」

タグ:小説
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晴れていたけれど [雑感]

「 雨ふらし 」

こっこの曲です。

♪ ・・・・・・

  わたしはまた
  雲を呼んでしまう
  あなたの靴は
  汚れてしまう

  愛しい人よ
  わたしに光を 望まないで
  
  ひとつだけ
  確かに感じたい
  今だけでいいから
  重ねて
  偽りも 目を開けて
  信じましょう
  青空が似合う
  あなたにも
  雨は降る

  ・・・・・・・・・ ♪

なぜがこの曲が、頭の中を流れています。



関係ないですけれど、

最近、変な嫌な夢をよく見るんです。

前に勤めていた職場の夢。

朝起きたら、涼しくなったというのに寝汗をかいていたり。

一番見たくない夢です。 思い出したくもないことですから。

寝るのが嫌になってしまいそうです。

寝たら、悪夢を見ないかって。

昔だったら、寝ることが一番楽しい?くらいだったのに・・

一番気分が抜ける時だったのに。


しかし、今夜は冷えますね。

布団に入らなきゃ。

夢は見たくないですけれど。
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