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097 『 天国からの友だち (a friend from heaven) 』 [小説『a friend from heaven』]

「ねえ、りょう君。今は、生きている意味がないなんて思ってないでしょう?」
「うん。今はそんなこと思ってないよ。かおりがいるから、生きているのが楽しい。かおりがいたから、普通に生きて行けるようになった。神様も信じてる」
「うん。だったら、よかった。私はね、神様をずっと信じてたの。
いじめられていた時も、神様がいつか助けてくれるって信じていたの。ひとりぼっちになった時も、神様がついてるから大丈夫だと思ってた。でも、私の不注意なのか、神様が天の国へ帰っておいでって言ったからなのか、この世からいなくなっちゃったんだけど、この世に忘れ物をしちゃったって思っていたの。
それはね、この世で私の本当の気持ちを、誰にも話せなかったこと。こころの中の気持ちを誰にも話せなくて、理解してもらえなくて、それが悔しかったの。私のこころの中に、未練っていうか悔いが残っちゃったの。だから、天国でも楽しく暮らせなかった。
そんな時に、りょう君のこころの叫びが聞こえてきたの。気になってりょう君のこころの中を見たら、私と同じように、誰かに本当の気持ちを理解してほしい、助けてほしいって言っているのが見えたの。だから、りょう君に会いたい、会いに行かなきゃって思って、会うためにこの世に降りてきたわけ。それで、りょう君と実際に出会って、話を聞いてあげて、理解してあげようと思ってたんだけど、話をしていくうちに、私の話をりょう君は真剣に聞いてくれて、気持ちを理解してくれたの。
りょう君は、私に助けられたって思っているでしょうけれど、私も、りょう君に助けてもらったのよ。だから、私も思うの。りょう君と出会ったのは、神様がそうさせてくれたのかもしれないって」

タグ:小説
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アイツムギ (追記あり) [雑感]

先日メジャーデビューされたばかりの歌手、

城南海(きずきみなみ)さんが、

NHK総合テレビに出演され歌われます。

「ぐるっと関西」

1/31(土) AM10:50~12:00

http://www.nhk.or.jp/gko/

大阪ローカルの番組ですが、ぜひご覧ください。


それから、

大阪・毎日放送テレビの番組、「ちちんぷいぷい」のなかで、

『 アイツムギ 』 が、

今月(1月)の“おいしいうた”として紹介されています。

番組のホームページのなかに、城南海さんの

ビデオメッセージが載っていますので、

こちらもご覧ください。

http://www.mbs.jp/music/oishiiuta/


追記

大阪・毎日放送テレビの音楽番組「Hz(ヘルツ)」

1/31(土) 25:40~25:55

にも、メインゲストとして登場されます。

http://www.mbs.jp/hz/

この放送は、CS放送のスペースシャワーテレビでも

全国に放送されていますのでご覧ください。

http://www.spaceshowertv.com/program/regular/other/hertz.html

2/1(日) 18:45~19:00

再放送もあります。

タグ:城南海
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096 『 天国からの友だち (a friend from heaven) 』 [小説『a friend from heaven』]

  かおりと出会ったことで、僕の人生は大きく変化して行った。もしかおりと出会わなければどうなっていたのか、全く想像がつかない。かおりがいたから、僕は人として生きていけることができた。

「考えてたんだけど。もしかおりと出会えてなかったら、僕はどうなっていたかなって。どうしてかおりと出会えたのかなって。かおりが僕を、僕のこころを見つけてくれたのがきっかけなんだけど、他の人じゃなくて、どうしてかおりだったんだろうって。ただの偶然なのかな。それとも誰かが仕向けたのかな。もし神様がいるのなら、神様がかおりを僕に会うように仕向けてくれたのかな。 
僕ね、昔から、小さかった頃から、神様はいるって思っていたんだ。具体的になにかの宗教の神様とかじゃなくて、漠然とした神様の存在。神様はいるって思っているんだけど、神様を信じていなかった。おかしな言い方なんだけど。神様を信じたかったけれど、信じられなかったんだ。僕は小さい頃、まだ一歳にもならない時に父親が病気で死んじゃったんだ。それからは母親と二人暮し。母親は大きな悲しみで情緒不安定になってしまった。僕もそれがうつっちゃったのかな。物心がついた頃、考えるようになった。
どうして僕は生まれてきたんだろう。僕が生まれてきたから、父親が死んでしまったのか。なんのために生まれてきたんだろう。生まれてこなかった方がよかったんじゃないのか。大きくなっていっても、ずっとそう考えていた。友だちはいなかったし、少しいじめられたし、うっとうしい存在だからいない方がいいと思っていた。
だから、僕の方から人に近づかなかった、人を避けてた。なんとなく生きていたけれど、生きている意味なんてないと思っていた。どうして神様は、僕をこの世によこしたのだろう。なんの意味があって、よこしたのだろう。どうして僕を、生きさせるのだろう。そう思ったら、神様を信じられなくなったんだ。でも、神様は存在すると思ってた。神様を信じたいと、どこかこころの中で願っていたのかな。だから、ひょっとすると神様が、僕にかおりを会わせるように仕向けてくれたのかなって思ってるんだ。」

タグ:小説
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